リハプライド・コラム
【加盟店様の声】株式会社大進 代表取締役社長 伊藤 康弘 様

株式会社大進
代表取締役社長 伊藤 康弘 様リハプライド 佐久(長野県佐久市) 2019年11月開業
エネルギー事業✖介護で、ビジネスチャンスを拡大!異業種参入のリアルと「人生に寄り添う喜び」の体験
エネルギー事業の代替に「有力な選択肢」
ー『リハプライド』に加盟を決めたきっかけを教えてください。
伊藤:本業のエネルギー事業の関係先から、『リハプライド』を紹介いただいたことがきっかけでした。気候変動や原油価格の高騰など、さまざまな影響で業界を取り巻く環境が変わり、従来のエネルギー事業だけでは先行きが不透明。新たなビジネスモデルを模索するなかで、「将来性があり、代替事業として有力な選択肢になる」と、『リハプライド』の提案を受けました。「それならば」と、当社の経営陣が事業説明会に参加したところ、「素晴らしい事業だ」「ぜひ加盟したい」と、非常に高評価だったんです。私自身も『リハプライド』で成功している事業所を訪問し、リハコンテンツの山下社長の理念に賛同して加盟を決めました。
ー介護事業への参入について、どのようにお考えでしたか。
伊藤:健康や介護に関わる事業分野には将来性を感じていた上に、「誇りを持ってできる仕事」だと語る山下社長の言葉に共感し、「ぜひ、参入したい」と、思いました。介護事業の実態も知らなければ、“予防介護”や“パワーリハビリ”もわからない。でも、介護を「人の思い」や「優しさ」で成り立たせるのでなく、科学的なアプローチで最先端のマシンを使って介護を実践する点に、介護への光のようなものを感じました。
「試行錯誤の連続」を乗り越え、運営体制が安定ー開業の際、どのような困難がありましたか。
伊藤:開業当初は、試行錯誤の連続でした。未経験の事業とあって、事業所の立地の選定から人材確保まで手探りで進むような状態。利用者様を集客するにもガソリンスタンドとの勝手の違いに戸惑い、リハコンテンツさんに相談しながら、なんとか開業にこぎつけました。なかでも、特に大切なのが施設長の人選です。例えば、当初は、資格重視で施設長を選定しましたが、運営を進めるうちに実感したのは、資格以上にリーダーシップやマネジメントスキルの必要性。
また、デイサービス=「お預かり」という認識が根強く、介護業界経験者ほど“パワーリハビリ”の新しいアプローチに馴染めない人も多いんです。スタッフの意識改革を進めながら1年ほどかけて体制を整えました。
ー具体的に、どのようなプロセスで事業を安定させましたか。
伊藤:本部の担当者による面接の同席などのサポートを受けながら、人員の入れ替えや組織体制の見直しを繰り返しました。特に、施設長の存在は大きく、現施設長は、スタッフをマネジメントしてケアマネジャーとの関係構築を進め、着実に利用者様を増やしてくれています。また、施設長ともう1名のスタッフ、そして私の3名で介護の資格を取得し、業界への理解を深めたことも一因です。知識を得た上でスタッフの教育に注力し、介護の質を高めることで利用者様やケアマネジャーの信頼を得るまでに至りました。
ー介護業界特有の難しさを実感したエピソードがあればお聞かせください。
伊藤:他の事業との大きな違いは、利用者様ご本人がデイサービスを選ぶ仕組みではなかったことです。ガソリンスタンドのように、広告やキャンペーンを打てばお客様が増えるわけではなく、ケアマネジャーを通じた紹介が主流です。つまり、ケアマネジャーとの信頼関係が不可欠。開業当初は、こちらも未熟な上にケアマネジャーも“パワーリハビリ”を知らない方が多く、「お試しで」と、紹介される利用者様と『リハプライド』がマッチせずに、思うように効果が出せない時期もありました。
利用者様の状態の改善とケアマネジャーとの信頼関係が、このビジネスのポイントです。
介護の先の「理想の暮らし」「目標」を育むー利用者様とのかかわりで、印象に残るエピソードがあれば教えてください。
伊藤:ある利用者様が、「また、ゴルフをやりたい」と、目標を掲げて通われていたんです。その方は通常であればゴルフをするのは難しい状況でしたが、トレーニングを重ねるうちにゴルフを再開できるまで回復されました。ご本人も大変喜ばれ、「目標を達成する喜び」を提供できたことに、この仕事の大きな意義を感じました。介護とは、単なる「お世話」や「お預かり」と思われがちですが、長年通ってくださる利用者様のなかには、「ここに通い続けることが人生の目標」と、お話しくださる方もいらっしゃいます。地域に根ざした施設として、利用者様の人生に寄り添えることが何よりの誇りです。
ー加盟を検討している企業様へアドバイスをお願いします。
伊藤:介護事業を成功させることは簡単ではありませんが、価値のあるサービスを提供できれば、求められる市場であることは間違いありません。業界特性を理解した上で、ケアマネジャーとの信頼関係を築きながら、利用者様ご自身の目標を大切に、長期的に取り組む姿勢が重要です。
ーありがとうございました。