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「アントレ2012年秋号」掲載

「アントレ2012年秋号」掲載

日本の「難民」を、救うビジネス。

リハコンテンツ株式会社
代表取締役 山下哲司

200万人の「リハビリ難民」。

 例えば、脳卒中で手や脚に麻痺が残ったり、心筋梗塞や手足の骨折で思うように体が動かせなかったり、といった方にはリハビリが必要なのは、皆さんがご存知かと思います。しかし、そのリハビリが受けたくても受けられない「リハビリ難民」と呼ばれる方がいることはご存知でしょうか?日本には、医療保険で受けられるリハビリに日数制限があるためです。

 若い方の場合は、病院で一定の水準まで回復できれば、あとは日常生活を送りながら、自分の力で維持・回復して出来るでしょう。しかし、高齢者にとっては一定水準まで回復したとしても、その後に体を動かさなければ症状が悪化したり体調を崩したりする可能性があるのです。

 その現状に対して、ある医学博士が新聞紙上に、「リハビリ中止は死の宣告」という警告を発せられたことが共感をよんで、「リハビリ難民」という言葉が業界で広く使われるようになりました。それが2006年のことです。

 当時から厚生労働省の指針では、医療保険でのリハビリの制限の日数が過ぎた高齢者は介護保険を使ったリハビリを利用するように促していましたが、2006年から8年近くが過ぎた現在も、そのような施設の数はまだまだ十分とは言えません。こうしている今も、「リハビリ難民」は増え続けていると言われています。

 また、日本には、欧米諸国に比べ「寝たきり高齢者」が5〜10倍と、極端に多いと言われています。その理由の一つに挙げられているのも、リハビリ施設の不足です。欧米には高齢者や障害者のための、気軽に利用できるリハビリテーションが多数あり、寝たきり防止を図れているということが分かっています。

 今、日本には、リハビリ施設がもっともっと必要なのです。

プライドを取り戻していただくサポート

 私たちの展開する「レッツ倶楽部」は、医学博士でリハビリテーション学の権威である竹内教授を中心にしたチームが開発したリハビリプログラムを採用し、現在、開業準備中の店舗も含め81店舗を有する、業界を代表するプレイヤーとなりました(2013年1月末現在)。竹内教授には当社の社外取締役にもご就任いただいており、事業の医学的な信頼も厚く、加盟店にも現役の医師がいらっしゃいます。また、会社として日本フランチャイズチェーン協会にも加盟しており、将来的には上場も目指しています。

 この事業が何よりも素晴らしいのは、ご利用の方に本当に喜んでいただける事です。要介護の認定を受け「まさか自分がこんな体になるなんて…」と、なかなか前向きな気持ちを持てなかったような方に、明るい笑顔を取り戻して差し上げられる事案です。実際に、車椅子の方が歩けるようになったなど、状態が改善した例も数多くあります。

信頼の事業モデル

 事業モデルとしても非常に優秀で、1店舗で最大8000万円の売上、2000万円を超える利益を狙えるビジネス(※)であり、だからこそ私たち自身、数多くの直営店を経営し、現在も増店を行っています。この事業モデルの信頼性は第三者からも認められており、自己資金が十分にない方でも、大手金融機関から融資を受けて開業したり、多店舗展開を行うなどの事例も数多く実現しています。(※1日型・40人定員の施設の場合)

 都市部だけでなく地方でも安定経営が見込め、むしろ地方の方が経営上有利な部分もあるため、Uターン・Iターンでの起業も可能です。愛着のある街に戻って開業したい、といった方も歓迎しています。

 私は加盟店と共に、この事業を通し日本の現状を変え、地域の力となり、高齢者の方の誇りと笑顔を取り戻す素晴らしい事業に育てていきたいと考えています。