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「日本経済産業新聞」2012年11月28日号

通所介護のリハコンテンツ
リハビリ型、FC5割増
今期末 異業種セミナー開催
リハビリ型の通所介護(デイサービス)を手掛けるリハコンテンツ(千葉県船橋市、山下哲司社長)はフランチャイズチェーン(FC)出店を加速する。2013年6月期末までに現在より5割多い50店に増やす。寝たきりの状態になることなどを防ぐリハビリ型の需要は大きいとみて、運営ノウハウを提供し、異業種参入を促す。
同社は要支援・要介護認定を受けた人を対象としたデイサービス「レッツ倶楽部」を運営する。現在は直営店が3店、FC加盟店が33店ある。要介護者を預かるだけでなく、トレーニングマシンを使いリハビリテーションを実施するのが特徴。寝たきりになるのを防いだり、遅らせたりする。
FCへの加盟を希望する企業はリハコンテンツで半月ほどの研修を受ける。施設は、15人を預かる場合で100平方メートルほど、開業資金は2500万円程度という。各店にはリハビリを手伝うトレーナーや看護師が配置する。
介護記録や介護報酬明細書の管理など本社で集約するシステムの開発に着手した。来春にも運用を始める予定。
加盟店を増やすために異業種を対象にセミナーを開く。利用者開拓や介護保険の請求手続など業務に必要なノウハウを教える。
同社はFCのほか、千葉、東京などに直営の店を持つ。17年6月期には直営店を21店、FC店を200店に増やしたい考えだ。