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「日本産業新聞」2015年1月14日号

デイサービス FC店2.5倍
中小規模リハビリ型 来年、240施設に
リハコンテンツ(千葉県船橋市)は、フランチャイズチェーン(FC)の出店を加速する。異業種でも参入しやすい定員20人までの施設の運営ノウハウを提供する。要介護者の身体機能を改善するリハビリ型の需要は大きいとみて、FCの施設数を2016年中に現在の2.5倍の240店舗にまで引き上げる。
異業種の参入支援
FC出店を増やすため、セミナーを開催するなどして建設業や不動産、医療法人など異業種からの参入を呼び込む計画。すでに1店舗目を開設したFC加盟者には不動産情報の提供など特定の地域内での多店舗展開に向けた新規出店を支援する。
同社は最大20人程度の少人数に限ったデイサービスで強みを持つ。トレーニングマシンなどを使用し、半日かけてリハビリテーションを実施する。
負荷の軽い有酸素運動を通じて、歩いたり、椅子に座ったりするために必要な筋肉を鍛える。
拡充するのは主に100平方メートルほどのフロア面積の中小規模な店舗。利用者は介護保険の適用により1割(540円程度)の負担で済む。
商圏を3~5キロメートルに区切り、店舗が重複しないように整理したうえで、顧客への窓口となる介護支援専門相談員(ケアマネジャー)への営業の仕方や、人員配置や動かし方など運営についてきめ細かくアドバイスする。
同社によると、寝たきりの予防につながるほか、身体機能が改善する場合もある。通常のデイサービスと異なり、女性よりも、体を動かすことを好む男性の利用が多いという。同社の売上高は2015年6月期で約14億円となる見込み。
同社は「リハプライド」ブランドで現在FCで96店舗、直営で14店舗のデイサービスを運営している。